説教 2005年12月

「光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。」
(ヨハネ1章5節)

  クリスマスが来る度に、この言葉が身にしみる。イブには恒例のキャンドルライト・サービスが持たれ、街は無数のイルミネーションに飾られる。実にクリスマスは光の祭典なのだ。
光は闇の中に輝く。その使命は闇を照らし、闇を追放することにある。光に照らされる時、人は生きる喜びを感じるのだ。「世の光」として来られた主イエスは、信じる私たちの心の闇を追放してくださるばかりか、生きる力をも与えてくださるのだ。

 一年に二万人の自殺者が出たという日本のニュースに、愕然とさせられた。すき腹を抱えてのた打ち回った、かっての少年時代とは比べ物にならぬ今日の豊かさの中でも、人間の心の中は真っ暗なのである。
 闇が支配する世界は無秩序で、目的のない世界である。ゆえに、そこでは生きる希望を見出せないのだ。だが私たちに人生の意味と目的を示し、生きようとする力を下さるお方、それこそ私たちの主イエスに他ならない。

主は言われた、「私は道であり、真理であり、いのちである」と。しかも、その道を歩む者は「決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです」とも言われた。光の道を歩くなら、迷うことがない。行く先がはっきり見えるからだ。自分の人生に確信を持つことが出来るようになるのである。
 あなたは光の中に生きておられるだろうか。人生の意味と目的をつかんでおられるだろうか。キリストの光を持たない人々に同調し、本能のおもむくままに生きるなら、その先は失望と滅びでしかないのである。

 クリスマス、それは「光」としてこの世に来てくださった神の御子を知る最良の時なのだ。光に近づくなら、光はあなたを照らすのだ。光はあなたのために、今も輝いているのだ。この光のもとに来て照らしてもらおう。そして神と人のために、思いっ切り輝く人生を送らせて頂こうではないか。

主任牧師、鈴木栄一

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