説教 2006年3月

「教会の健康度」

  この数年、教会成長に対する考え方が随分と変わってきた。当初は株式会社的な教会成長が言われ、数字というものが成長を計る基準であり目的となっていたように思う。今でもその価値観は残っているように感じる。
 しかし近年になって、表面的な数字の増減ではなく、教会が健康であるかどうかに焦点を当てるようになってきた。日本ではライブドアの事件が起こったばかりだが、数字的には巨額な利益を生み出し、急成長の会社、ベンチャー企業のモデルのように言われていた。しかし実態は、まったく不健全な経営手段であり、ゲームオーバーの感は否めない。

 教会も健康であるかが重要であり、健康ならば成長するし、不健康ならば健全な成長はできない。しかし、礼拝出席の人数だけに捕らわれると、ライブドアのように不健康だけども数字は高いということも起こってくる。誤解のないように付け加えると、数字が悪いと言うわけではない。数字は数字なりの意味と価値がある。礼拝出席人数も大事だ。しかし、数字だけで計れるほど教会成長は単純ではないということだ。
 さて、教会が「キリストのからだ」として健康であるかどうか。健康であるなら自然と成長する、これが神の創造の世界に見る法則である。それでは、どのようにして教会の健康度を測ることが出来るのだろうか。「自然に成長する教会」という書物では、6大陸、32カ国、千の教会を調査した結果、8つの健康要素を提示している。さながら教会の健康診断のようなものだ。
 1.権威分与的リーダーシップ
 2.賜物に基づいたミニストリー
 3.霊的熱心さ
 4.機能的組織構造
 5.生き生きとした賛美と礼拝
 6.多機能的小グループ
 7.ニーズ志向的伝道
 8.愛に溢れる関係。
 もちろん、これが絶対というものではないだろうが、大いに参考に出来るだろう。どうだろうか、私たちの教会は健康だろうか、どのあたりが弱っているだろうか、どのあたりが秀でているだろうか。「キリストのからだ」としての教会が、いつも健康であるように、求めて行こう。
(エペソ人への手紙2章20節〜22節)

関 真士 副牧師

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