説教 2006年4月

「スモールグループ」

  前回取り上げた教会の健康度を測る8つの要素の中に、スモールグループの存在が挙げられていた。スモールグループは、教会が健康であるための必須要素である。
 考えてみると、日曜日の朝9:20から礼拝が始まって、サンデースクールが終わり、ランチを頂いて大方の人が家路に着くまでの約3時間。この中で、礼拝、学び、食事、交わり、個人的な相談、連絡、イベントを一気にこなすのは、時間的、物理的に無理が出てきても仕方ない。

 そもそも初代教会では、宮(会堂)に集まることと、家に集まることの両方があった。昔のアメリカやドイツなどは、週日6日間の中に、つまり家、職場、暦、儀礼などにコミュニティとしての教会が存在していた。そのうえで、日曜日に村の真ん中にある会堂にみんなが集まっていたのである。
  信仰生活の実質は、週日の6日間にあり、日曜日の礼拝は感謝と喜びを捧げる時となる。しかし、いつの間にか日曜日中心、会堂中心という、欧米の表面的な形だけを取り入れて、表には見えにくい、週日6日間に存在する教会が置き去りにされてしまったように思う。教会は、日曜日だけ、会堂だけに存在するのではない。教会は、私たちが生きている生活のただ中にも存在するのである。

 主の復活された朝である日曜日の礼拝を大切にしながらも、日曜日以外の6日間をどう生きているのか、ということにもっと目を留める必要があるのではないか。私たちの生きている現場の中に、真の共同体(コミュニティ)が誕生することが望ましい。そうなると日曜日に共に集まることの意味も深まってくる。

 スモールグループとは、週日、会堂の外に存在する教会である。少人数、御言葉中心、真実な分かち合い、とりなしの祈りなどが、スモールグループの内容として考えられる。
健康は細胞の活性化から。とするならキリストのからだである教会も、その健康は、細胞(セル)という小グループが鍵になるのではないだろうか。

「毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。」
(使徒2章46節)

関 真士 副牧師

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