説教 2006年5月

「スモールグループ A」

  今回もスモールグループの必要性について考えてみよう。スモールグループには二つのタイプがある。一つは教会のプログラムの一つとして学びや伝道の拠点としての地域集会。もう一つは、教会そのものとして、教会の機能を会堂から地域や家庭に移行したもの。後者は特にミニチャーチ、セルチャーチと呼ばれる。ここで注目しているのは、後者である。

 私たちは、観光地ハワイという特殊な社会状況にある教会として、教会のあり方を真剣に考えなければならない。日曜日に仕事があるので教会に来れない方が何と多いことだろう。日曜日の礼拝が大切であることは間違いないが、日曜日の午前中に来れない人は、「教会に来れない」というのでは、「安息日のために人がいる」のと同じではないか。かと言って週日に礼拝を持っても、皆が同じ曜日に休みなわけではないので現実的ではない。小グループにはこの問題を解決できる可能性がある。

 前回にも述べたが、日曜日の2,3時間の間に教会に必要な学び、交わり、連絡、会議、食事、全てをこなすには場所的にも、時間的にも無理がある。それでも皆が精一杯の奉仕をしている。しかし、出来るなら、日曜日は、礼拝と安息の時としたい。
  教会は日曜日だけ存在するのではない。生活の現場にも教会を開拓しよう。それは小さなグループ。共に賛美し、分かち合い、祈り合い、重荷を負い合うことの出来るグループ。そんな小さな教会が生活の場に出来たら素晴らしい。

 主の復活された朝である日曜日の礼拝を大切にしながらも、日曜日以外の6日間をどう生きているのか、ということにもっと目を留める必要があるのではないか。私たちの生きている現場の中に、真の共同体(コミュニティ)が誕生することが望ましい。そうなると日曜日に共に集まることの意味も深まってくる。

 大きな教会では出来ないことをスモールグループで、スモールグループで出来ないことを大きな教会で、両者が、補い合ってこそ健全なキリストの体が建てられていく。小さいことを大事にすると、逆に教会はいくらでも大きくなれる。大きくなっても質的に変化しないからだ。
「小さな群れよ。恐れることはありません。」
(ルカ12章32節)

関 真士 副牧師

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